ドラフトオーデションを通じて感じたこと。
- 晴香 村上
- 4月18日
- 読了時間: 5分
閲覧ありがとうございます。
ドラフトオーディションを3回、そしてワークショップを重ねて開催してきました。
その中で、強く感じたことがあります。
ただ、その話をする前に、少しだけ自分のことを書かせてください。
私は愛媛出身で、高校卒業後に上京しました。当時の夢は、教育番組のキャラクターの声をやること。そのために2年間、演技の勉強をしました。
今振り返ると、もちろん努力はしたつもりですが、「やりきった」と言えるかというと、正直そこまでではなかった気もしています。東京に出てきたことで、どこか浮き足立っていた部分もあったのかもしれません。
卒業後、いくつかの事務所や養成所から合格をいただきましたが、当時の自分にはそのシステムがどうしても納得できず、辞退しました。その後1年ほど、アルバイトをしながら演技を続けましたが、最終的には諦める選択をしました。
そこから不動産会社に入り、気がつけば10年以上。後半の5〜6年は営業成績でトップを走り続けることができました。現在もフリーで不動産の仕事を続けていて、当時のお客様とのご縁は今でも続いています。
そんな中で、私がずっと大事にしてきたことがあります。それは「レスの速さ」と「差別化」です。
連絡は、気づけばできるだけ早く返す。時間帯に関係なく、できる限り5分以内に返信する。
そしてもう一つは、他の営業と同じことをしないこと。内見の時間を少しでも楽しいものにする工夫をしたり、子ども連れのお客様にはシールや絆創膏を用意したり、内見後には採寸図や写真、動画をお渡ししたりもしていました。
いわば、「1を1で返さない」という意識です。1を2に、できれば3にして返す。それが選ばれる理由になると考えていました。
これは不動産に限った話ではなく、どの仕事にも通じることだと思っています。
そして今回、ドラフトオーディションやワークショップを通して、改めてこの考えを感じる場面がいくつもありました。
まず、連絡についてです。
ごく一部ではありますが、申し込み後に連絡が取れなくなる方がいらっしゃいます。
きっと忙しかったり、状況が変わったりと理由はあると思います。ただ、今回のように劇団様へご紹介する前提の場では、「連絡が取れるかどうか」もひとつの信頼として見られてしまうのが現実です。
また、事前にお送りしている内容について、すでに書いてあることを再度確認されるケースや、期限を過ぎてしまうケースも、稀に見受けられます。
もちろん、分からないことを聞くのは全く問題ありません。ただ、現場によっては「どれだけ丁寧に情報を受け取れるか」も一つの評価につながることがあります。
これも、ほんの少し意識するだけで変わる部分かなと感じています。
次に、宣材写真についてです。
これも本当にもったいないと感じることが多いポイントです。せっかく良い魅力を持っているのに、写真で損をしてしまっているケースが一定数あります。
いわゆる“いい写真”というよりも、「何を見せる写真なのか」が整理されているかどうか。
宣材写真は、最初に見てもらう入口です。書類審査がある現場であれば、ここで印象が決まってしまうことも少なくありません。
だからこそ、少しだけ意識を向けてほしい部分です。
そして、体調管理について。
これはどの現場でも言われることですが、体調を整えることも仕事のひとつです。
もちろん、どうしても避けられない事情もあります。ただ、当日キャンセルという形になると、プロフィールを見てくださっている側にとっては「次はどうだろう」と考えてしまうきっかけにもなります。
見られていないようで、実はしっかり見られている。そんな場面でもあると感じています。
最後に、自己PRについて。
1分という短い時間ですが、ここは本当に大きなチャンスです。
ただの自己紹介で終わってしまうのは、少しもったいない。どうすれば自分を印象に残せるか。何を見てもらいたいのか。
奇抜なことをする必要はありません。ただ、「伝える設計」を少しだけ考えるだけで、受け取り方は大きく変わります。
この1分に、どれだけ思いを込められるか。そこに、その人の姿勢が表れるように感じています。
少し厳しく聞こえる部分もあったかもしれませんが、どれも「少し意識するだけで変わること」ばかりです。
そして、それが積み重なることで、「また一緒に仕事をしたい」と思ってもらえる確率は確実に上がります。
ドラフトオーディションは、ただ受けて終わる場所ではなく、その先につながる場所にしていきたいと思っています。
そしてもう一つ、今の自分が強く思っていることがあります。
今は、「思ったことを実現できる時代」だと思っています。やろうと思えば、挑戦できる環境はある。
だからこそ、全力でやらないともったいない。一度きりの人生です。
過去の自分のように、「もっとできたかもしれない」と思うことがあるからこそ、今は、自分で自分にがっかりしない選択をしたいと思っています。
この業界は、正直なところ、生活とのバランスの中で諦めていく方が多いのも事実です。
それでも、続けたいと思う人がいるなら、その人たちが少しでも前に進める環境を作りたい。
ドラフトオーディションやワークショップを通して、皆さんの活動の力に、少しでもなれたらと思っています。
これからも、できることを一つずつ。しっかりと続けていきます。




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