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何故、この活動を始めようと思ったのか
舞台というものは、照明や音楽、セリフや演技、どれを取っても“人の想い”でできています。観客の拍手も、袖で見守るスタッフの息遣いも、すべてが一体となってひとつの世界を生み出す。けれど、その「想い」を形にするための環境や仕組みは、いまだに閉鎖的で、少し不親切な部分が多い。演劇は本来、もっと自由で、もっと開かれた場所であるべきだと思うのです。 私は、22歳には板の上を下り、社会人として生きてきました。 舞台は、好きでよく足を運んでいたり、仲のいい劇団さんのお手伝いをしてきました。演劇というものを支える立場の中で何度も感じてきたのは、「やりたい」と「できない」の間に広がる大きな溝です。「舞台を打ちたいけれど資金が足りない」「契約や会場の手続きが難しい」「どうやって仲間を集めたらいいかわからない」。演劇を続けたい人ほど、現実的な壁にぶつかってしまう。その“もどかしさ”を少しでも取り除けるような仕組みをつくりたい。それが、日本ステージプランナー協会を立ち上げた最初の動機でした。 「ステージプランナー」という言葉には、舞台づくりの“伴走者”という意味を込めてい
晴香 村上
10月31日読了時間: 4分
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